木造住宅の防音工事を行う際に、よく見られる施工不良が防湿対策です。
外壁に防湿フィルム・シートなどが取り付けていない状態で、裸のグラスウールなどが充填されていることが結構あります。このままでは、湿気で内部の断熱材が劣化し、カビが発生することがあります。
吸音材は腐ったり、劣化すると断熱効果も吸音効果もなくなります。防音工事の際は、捨て張りや補強合板を取り付ける際に、防湿対策を同時に行う必要があります。
施工費用や効率を高めるためにも、遮音材施工の際に同時に防湿処理が出来る工法が望まれます。気密することにより、湿気と音漏れを防ぐことがベストです。
木造の防音工事を依頼される際には、防音対策だけでなく、防湿対策についても、事前に防音専門業者に確認しておいたほうが良いです。建物の耐久性・快適性を高めるとともに、防音効果を高めることが重要です。*参照ページ:http://house-sound.jp/moku.html(木造防音と留意点)