木造のピアノ防音室の吸音材にグラスウールを、遮音材にPBの重ね施工を提案する業者は、楽器の防音室に関して素人です。
というのは、音響以前に、グラスウールは低音と高音の吸音率が低く、PBは低音での遮音性が伸びないだけでなく、高音域(2000Hz以上)において、遮音性能が落ち込むからです。
また、壁などの共振を回避するには、別の素材を併せて補強する必要があります。適正な防音材、木材などをたくみに生かして構築することが理想です。
*防音職人ブログ